リトアニア独立回復20周年記念日
1990年3月11日、リトアニアは1939年にヒトラーとスターリンの間で交わされた取引の結果である独ソ不可侵条約により、50年に及び支配されていたソビエト連邦から晴れて独立を宣言しました。
この度、来る3月10日に代官山ヒルサイドプラザにて駐日リトアニア大使館が独立回復20周年記念コンサートを実施する運びとなりました。現代リトアニアを代表する、ユニーク音楽アプローチで知られるピアニスト・ペトラス・ゲニュシャスはリサイトルを披露します。ペトラス・ゲニュシャスは現代リトアニアで最も才能あふれ、そのユニークかつ冒険的な音楽アプローチで知られるピアニストです。ロマン派から現代音楽まで膨大なレパートリーを持ち、リトアニア交響楽団や数々の室内楽団を交え、ロストロポーヴィチ、メニューイン、クニャーゼフ、ゲリンガスやチェカーシンらと頻繁に共演しています。ゲニュシャスは、クラシック演奏家として以外の顔も持ち、演劇や音楽パフォーマンスにも出演、ジャズやジャンルを超えた音楽プロジェクトにも多数関わり、精力的に活動しています。彼の音楽的興味はクラシックにとどまらず、民族音楽から果てはアヴァンギャルド、ジャズ、エレクトロニカ、ダンス音楽まで多岐にわたります。こういった背景が、彼の演奏を唯一無二のものにしています。
ゲニュシャスは、サラゴサ、オベーリン、シンシナティやパームビーチで行われた世界屈指のコンクールでの受賞歴や、世界の一流コンサートホール-サンクトペテルブルグ・フィルハーモニアホール、リンカーンセンター・アリス・トゥリーホール、エーブリー・フィッシャーホール(ニューヨーク)、ムジークフェライン(ウィーン)など-での演奏経歴からも分かるように、現代リトアニアにおいて最も才能あふれるピアニストであると多方面で高く評価されています。
彼はまた、優れた講師としても知られ、東京や大阪でのマスタークラス、ヤマハ財団マスタークラス、スウェーデンやバルト諸国でのマスタークラス「アカデミア・バルティカ」、ロンドンロイヤル音楽アカデミーなどでも教え、現在はリトアニア音楽・演劇アカデミーの教授として活躍しています。
その多岐にわたるコンサート活動やその芸術的才能から、ゲニュシャスは1992年にリトアニア・ナショナルアワードを、2004年には世界知的所有権機関(WIPO)によるWIPOクリエイティビティ・アワードを受賞しています。
この度のリサイタルはE・グリーグ:ホルベルク組曲 作品40、A・スクリャービン:ピアノソナタ第3番 嬰へ短調 作品23、G・ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルーおよびリトアニア人作曲家B・クタビチュス:ピアノソナタをお届けします。
