欧州連合およびその加盟国の大使による 3 月11 日に発生した東日本大震災の一周年に寄せる共同声明
大地震と、その後に発生した津波と福島第一原子力発電所事故という連鎖は、尋常では考えられない大惨事につながりました。しかしまた、この災害により、被災された皆さまの秀逸な人間性が顕にもなりました。1年が経過した今も、欧州全域が、この惨事に見舞われた日本の皆さまが示された勇気と忍耐、そして各々の生活と地域社会の復興に向けた強い決意と精励に対する、敬意の念一色に染まっています。
この3重の災害により、日欧の距離が未曾有の出来事を前にした時にしか見られない形で、急速に縮まりました。震災発生直後の救済活動と救援物資の提供にEU と加盟国が貢献できたことは、多くの場合において、永続的な友情と協力の絆の基礎となりました。昨年5 月の日・EU 首脳協議では、「絆サミット」と称されるごとく、欧州の日本に対する結束の意と双方が重要視する戦略的パートナシップが強調されました。
絆の精神と、日本との結束を強化したいという欧州の思いが、今も我々のすべての活動を支えています。
1年前の2011年3月11日に起きた出来事を想起しますと、災害によって命を落とされた方々、生活が根本から変わってしまった方々のことが頭に浮かびます。しかし今後に目を向けるとき、日本は昨年の厳しい試練からより一層たくましく甦ることだろうと確信します。私どもは東北地方の復興において、また日・EU 戦略的パートナーシップを通じたかつてないほどに緊密な友好関係の構築において、日本に対する支援を今後も惜しまない所存です。