11月9日、写真展「世界へ向けたメッセージ、人間の鎖 20年の時を経て」がドイツ文化会館で開催される
2009年、ヨーロッパで共産主義が崩壊してから20年を迎える。ヴィリニュスからリガ経由でタリンまで人々が手をつないで作った人間の鎖・「バルトの道」は当時、世界中で大きな感動を生んだ。1989年、リトアニア・ラトビア・エストニア三国の国民によって行われたこの平和的デモンストレーションは、世界に彼らの存在を強く印象付けた。まさに、バルト海東沿岸における民主主義と民族自決の勝利の瞬間であった。独ソ不可侵条約締結50周年が近づく中、バルト三国では締結記念日に大規模なイベントを催す案が持ち上がった。1989年8月23日、ヴィリニュスからタリンまで、600キロを超えて「人間の鎖」が作られた。およそ200万人がこの「バルトの道」に参加したとされている。その日、バルト三国は世界に向けて、バルト三国の人々の自由なくして、欧州の自由は獲得できなかったということを強く主張した。ベルリンの壁は人々を分断したが、その壁を打ち壊し人々を一体にしたのは人間の鎖である。2009年、この「人間の鎖」が実現されてから20年を迎える。1939年、独ソ不可侵条約秘密議定書が締結された結果、東欧諸国はソビエト連邦に併合され、その後第二次世界大戦が始まった。人類が繰り返してはならない過ちを思い起こさせてくれる。「人間の鎖」は世界で繰り返される人類の過ちに終止符を打とうとする人々の強い思いを感じさせてくれる。「バルトの道」が、ソ連全体のシステムが崩壊するプロセスを早めたという見方がある。1989年11月9日には、ベルリンの壁が崩壊し、年末までには、ワルシャワ条約に調印していた国々及びソ連衛星国はすべて実質的独立を果たし主権を回復した。その結果、1990年3月11日、新しく選出されたリトアニア最高評議会が独立回復宣言を発表し、他二国も続いて独立を果たした。 こうした一連のプロセスにおいて、「バルトの道」の果たした役割は計り知れない。1989年に出現したこの「鎖」は、虐げられてきた小国が立ち上がり、支配国の圧政に屈しない決意を世界に向けて表明した、力強いメッセージであった。「バルトの道」は、中央・東ヨーロッパの解放を象徴する最も重要な歴史的な出来事である。また、「人間の鎖」は2009年7月30日にユネスコ世界記憶遺産に登録された。写真展「世界へ向けたメッセージ、人間の鎖 20年の時を経て」日時:2009年11月9日(月)~ 11月15日(日)場所:ドイツ文化会館 東京都港区赤坂7-5-56、tel.03-3584-3201、www.goethe.de/japan入場:無料お問い合わせ:リトアニア共和国大使館tel.03-3408-5091
2009年、ヨーロッパで共産主義が崩壊してから20年を迎える。ヴィリニュスからリガ経由でタリンまで人々が手をつないで作った人間の鎖・「バルトの道」は当時、世界中で大きな感動を生んだ。1989年、リトアニア・ラトビア・エストニア三国の国民によって行われたこの平和的デモンストレーションは、世界に彼らの存在を強く印象付けた。まさに、バルト海東沿岸における民主主義と民族自決の勝利の瞬間であった。独ソ不可侵条約締結50周年が近づく中、バルト三国では締結記念日に大規模なイベントを催す案が持ち上がった。1989年8月23日、ヴィリニュスからタリンまで、600キロを超えて「人間の鎖」が作られた。およそ200万人がこの「バルトの道」に参加したとされている。
その日、バルト三国は世界に向けて、バルト三国の人々の自由なくして、欧州の自由は獲得できなかったということを強く主張した。ベルリンの壁は人々を分断したが、その壁を打ち壊し人々を一体にしたのは人間の鎖である。
2009年、この「人間の鎖」が実現されてから20年を迎える。1939年、独ソ不可侵条約秘密議定書が締結された結果、東欧諸国はソビエト連邦に併合され、その後第二次世界大戦が始まった。人類が繰り返してはならない過ちを思い起こさせてくれる。「人間の鎖」は世界で繰り返される人類の過ちに終止符を打とうとする人々の強い思いを感じさせてくれる。
「バルトの道」が、ソ連全体のシステムが崩壊するプロセスを早めたという見方がある。1989年11月9日には、ベルリンの壁が崩壊し、年末までには、ワルシャワ条約に調印していた国々及びソ連衛星国はすべて実質的独立を果たし主権を回復した。その結果、1990年3月11日、新しく選出されたリトアニア最高評議会が独立回復宣言を発表し、他二国も続いて独立を果たした。

こうした一連のプロセスにおいて、「バルトの道」の果たした役割は計り知れない。1989年に出現したこの「鎖」は、虐げられてきた小国が立ち上がり、支配国の圧政に屈しない決意を世界に向けて表明した、力強いメッセージであった。「バルトの道」は、中央・東ヨーロッパの解放を象徴する最も重要な歴史的な出来事である。また、「人間の鎖」は2009年7月30日にユネスコ世界記憶遺産に登録された。
写真展「世界へ向けたメッセージ、人間の鎖 20年の時を経て」
日時:2009年11月9日(月)~ 11月15日(日)
場所:ドイツ文化会館
東京都港区赤坂7-5-56、tel.03-3584-3201、www.goethe.de/japan
入場:無料
お問い合わせ:
リトアニア共和国大使館
tel.03-3408-5091