大使館所在地ー

駐日リトアニア共和国大使館 兼轄:フィリピン共和国、オーストラリア連邦、ニュージーランド、シンガポール共和国、インドネシア共和国、マレーシア

住所: 3-7-18 Moto-Azabu; Minato-ku, Tokyo 106-0046, JAPAN

もっと »

電話番号 +81 3 3408 5091
FAX +81 3 3408 5092
Eメール

文化

作成済み: 2015.03.03 / 更新 2015.03.03 13:39
ソ連崩壊後、リトアニアの文化的視野は益々広くなってきています。1990年までの芸術は占領下で行われていたため、芸術 家は常に検閲により真の芸術を表現することを許されませんでした。今日のリトアニアの芸術家は驚くほどの進歩を遂げ、西洋文化に大いに貢献しています。現 在では、劇場やコンサートホール設立には、国家から助成金が出されており、国をあげてその発展を応援しています。ソ連支配下には見捨てられていたリトアニ アの博物館や文化遺産も徐々に修復されており、ユネスコの世界遺産にも名を連ねるようになりました。今後もリトアニア文化を広く国際社会にアピールしてい くため我々は努力を続けます。

M.K.チュルリョーニス

ミカローユス・コンスタンティナス・チュルリョーニスは、リトアニアで最も有名な19世紀から20世紀にかけて活躍した画家であり、作曲家です。彼はリトアニアにおいて、プロフェッショナルとしての音楽と美術の先駆者であり、西洋芸術世界に大きな影響を与えました。

チュルリョーニスは抽象美術の先駆者と呼ばれており、彼の絵には、音楽家としての経験が散りばめられ、リトアニアの伝統と他国の文化、そして象徴主義、ロマン主義と分離派(セセッション)が融合されているのが特徴です。


「REX」

「城・お伽話」
チュルリョーニスが好んでテーマとしたものとして、天地創造、四季のうつろい、人生の意味、人間心理があげられます。チュ ルリョーニスの作品には東洋文化の影響が強く見受けられます。その中でも、「海のソナタ」では日本芸術からの影響が強く見受けられます。この「海のソナ タ」は、1992年に日本で開かれたチュルリョーニス展覧会でも、来訪者の注目を集めました。

チュルリョーニス「海のソナタ」

葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」

美術

チュルリョーニス後のリトアニア美術界は、ロマン主義とモダニズムに傾倒していきました。20世紀初頭のリトアニア美術に は、西洋伝統美術の影響が見受けられましたが、第二次世界大戦とソ連占領の下でリトアニア美術は弾圧を受け、スターリン時代にはモダニズムも事実上中断し ていましたが、1970年代に一時的に復活を遂げました。

ポ スト・モダニズムを信奉するリトアニアの芸術家シャルーナス・サウカは、「だまし絵画家」として有名で、彼の写真的な美術と幻覚的な絵は評論家や鑑賞者に 錯覚を覚えさせます。そして1990年代以降、オブジェクト、美術展、パフォーマンス、ビデオ芸術といった新しい芸術が現れてきました。

音楽

音楽を抜きにリトアニアを語ることはできません。リトアニア国内では民族音楽をはじめとしたさまざまなフェスティバルが毎年行われ、その中でも最大の民族音楽フェスティバルは、「世界リトアニア人の歌の祭典」であり、毎年1万人以上が訪れます。

また、毎年夏に行われるクラシック音楽の祭典「ヴィリニュスフェスティバル」も国際的なイベントです。そして、クラシック音楽のイベントの代表的なものとしては、ヴィリニュスで行われる「クリストファー・サマー・フェスティバル」があげられます。

リトアニアはジャズの国とも呼ばれており、ジャズのフェスティバルも多く行われています。中でも有名なのが「カウナス・ ジャズ」という毎年行われている国際的イベントです。小さな町でも、例えば「ビルシュトナス・ジャズ・フェスティバル」など、ジャズのリズムが感じられま す。

港町では、クライペダ城のジャズ・フェスティバル、首都ヴィリニュスでは「ヴィリニュス・ジャズ」、「ヴィリニュス・ママ・ジャズ」などのフェスティバルも行われています。

映画

リトアニア映画の国際的地位は高くありませんが、映画史を見ると意外と知られていませんがリトアニア出身の有名人は多くい ます。例えば、リトアニア移民の詩人ヨーナス・メーカスは、反ハリウッドのニューヨーク映画制作者運動の先駆者であり、アバンギャルド映画界で有名です。

現在最も有名な監督であるシャルーナス・バルタスの映画は、達観した価値観、性格俳優になったいきさつと自己理解を映画のテーマにしています。

また、近頃では、エネルギッシュなショートフィルムを撮る若い映画監督も台頭してきています。現在のリトアニアのドキュメンタリー映画は、ペシミスティックな描写をする作品が主流となっています。

演劇

リトアニアには数十の国立、私立の劇場があります。最も有名なリトアニアの演出家のひとりである、エイムンタス・ネクローシュスはイタリアやロシアで天才と評価されています。

彼の詩的なメタファー演劇は、数えきれないほどの賞を獲得しており、感情的な役者の演技とユニークな舞台背景美術が特徴です。
また、もうひとりの有名な演出家であるオスカラス・コルシュノヴァスは、1990年に舞台芸術の世界に足を踏み入れて以来、革新的な舞台演出のシンボルとなりました。彼の芝居は、現実のカオスとパラドックスが主題となっています。

文学

古リトアニア語で書かれた、日本語にも翻訳されているクリスティヨーナス・ドネライティス物語詩「四季」は、UNESCO 欧州傑作リストに含まれています。リトアニアでは、秋には「ドルスキニンカイの詩的な秋」、そして春には「詩の春」といった世界的に有名な詩のフェスティ バルが開催されています。

小説の分野では最近、不条理なテーマを中心としたポスト・モダニズムの小説と劇作が現れており、鋭い文筆、少々エロチックかつユーモアのあるスタイルで独特の世界を描く女性作家や、ソ連時代に断たれたボヘミアン生活についての小説を書く才能ある作家も人気を博しています。

 

ニュースレターを購読する